岡山理科大学

生命科学部 生物科学科

TOPトピック卒業生が優れた若手研究者に贈られる学会賞を受賞しました

卒業生が優れた若手研究者に贈られる学会賞を受賞しました

2026/10/09

生物科学科(旧理学部生物化学科)応用微生物学研究室の卒業生である竹内 赴登(たけうち はやと)氏(2021年修了、現・岡山県工業技術センター)が、将来有望な優れた若手研究者に贈られる「2026年度日本農芸化学会中四国支部奨励賞」を受賞(注1)しました。

竹内氏は、岡山県の公的研究機関である岡山県工業技術センターにおいて、食品・醸造分野の研究に従事しており、特に清酒醸造に用いられる生酛(きもと)乳酸菌(注2)を専門に研究されています。今回の受賞では、学術誌 Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry に掲載された、生酛における乳酸菌群集の形成が育成初期のアミノ酸組成に影響されることや、乳酸菌の代謝活動が生酛中の有機酸組成に反映されることを明らかにした研究成果(注3)も評価されました。

岡山県には多くの酒蔵があり、岡山県発祥の酒米「雄町」も広く知られています。竹内氏の研究成果が、岡山県の清酒醸造技術の発展や地域の酒造産業のさらなる振興につながることが期待されます。竹内氏の今回の受賞を心よりお祝いするとともに、今後のさらなるご活躍を期待しています。

(注1) https://chushikoku.jsbba.or.jp/awards/awards2026.html?utm_source=chatgpt.com
(注2) 生酛とは、乳酸菌の働きを利用して、清酒醸造に必要な酵母を育てる「酒母(しゅぼ)」を造る伝統的な醸造方法。
(注3) H. Takeuchiら, “Amino acid profile affecting the lactic acid bacterial community in kimoto seed mash at various brewing years,” Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry, 89(12), 1743–1753 (2025). https://doi.org/10.1093/bbb/zbaf134