2025/08/26
生物科学科・医用生物学コース神吉けい太教授の研究室は、細胞立体組織の生存率向上に役立つ技術について論文を発表しました。
細胞を立体的に培養してできる細胞凝集体は、再生医療や創薬研究などに役立つ技術として注目されています。しかし生体内と違い血管系が無いことから立体組織の細胞はすぐに栄養不足や酸素不足により死んでしまう問題がありました。理工学研究科博士課程2年生の張睿くんは、ポリフェノールを利用した細胞内エネルギー代謝の改変により、低栄養・低酸素において生存しやすい細胞を作り出すことで、立体組織内の細胞死を回避できることを明らかにしました。この技術を活用すれば、より大きな立体組織の構築や長期間培養維持に役立つことが期待されます。本研究内容は日本生物工学会誌「Journal of Bioscience and Bioengineering Vol. 140, No. 2」に掲載されました。
論文紹介HP(ScienceDirect)はこちら
また本研究成果は2025年8月21日、22日に山口東京理科大学で開催された日本組織培養学会第97回大会においてポスター発表されました。
今後の研究の発展が期待されます!
【研究助成】
科学研究費補助金(基盤C)(2022~2024)「細胞死抑制技術によるハイバイアビリティ細胞凝集体の創製と組織工学への応用」
ウエスコ学術振興財団研究助成(2022)「細胞死抑制技術を駆使した高機能立体組織の作製と応用性の検討」