2024/12/20
筋細胞生物学研究室では11月の第4週目から、全4回にわたって研究室体験験プログラムを実施しました。
第1回目は、電動ピペッターやマイクロピペットの練習をしてから、マウス筋芽細胞C2C12の培養を行いました(写真1)。第2回目はその3日後に、再び細胞培養の操作を行うとともに、細胞の分化誘導を行いました。第3回目と第4回目には細胞を蛍光抗体法によて染色してから、蛍光顕微鏡で観察しました。第3回目は微小管を構成するα-チューブリンの検出を行って免疫染色法の原理を理解し、第4回目には横紋筋型ミオシン重鎖と増殖細胞核抗原PCNAの二重染色によって筋分化にともなう形態の変化、遺伝子発現の変化などについて考えてみました(写真2、赤:ミオシン、青:DNA)。
クリーンベンチでの無菌操作、蛍光顕微鏡での観察など初めて行うことばかりで、戸惑った様子も見られましたが、回数を重ねる毎に自信を持って取り組んでいるようでした。興味を持って勉強している分野や、生成AIを使いこなしていることなど、貴重な情報を聞くこともできました。これからも多くのことを学び、いろいろな実験技術を身につけていくことを楽しみにしています。