2023/01/07
生命科学部では希望する1年生を対象に「研究室体験プログラム」を提供しています。筋細胞生物学研究室では10月の第四週目から、全5回にわたって研究室体験験プログラムを実施しました。 第1回目は、電動ピペッターやマイクロピペットの練習をしてから、さっそくマウス筋芽細胞C2C12の培養を行いました。第2回目はその2日後に、細胞の分化を誘導するために培養液を交換しました。第3回目以降は、週1回のペースで免疫細胞染色を行いました。第3回目は免疫細胞染色の原理を理解するためにα-チューブリンの検出を行い、第4回目は筋分化制御因子myogeninと横紋筋型ミオシン重鎖を検出して筋分化と遺伝子発現の変化の関係を考察しました。第5回目は、クリックケミストリー(2022年ノーベル化学賞!)を利用した増殖細胞の検出と、学生が選んだ標的分子(写真、赤:アクチンフィラメント、緑:ミトコンドリア外膜受容体Tom20、青:DNA)の免疫染色を行いました。 勉強やサークル活動などで充実した毎日を過ごしているとのことでしたが、研究室体験験プログラムについても熱心に取り組んでいました。クリーンベンチや蛍光顕微鏡など初めて使う機器にも物怖じせず、器用に使いこなしていた姿に心強さを感じました。