2024.09.03
αCGRP欠損がApoEノックアウトマウスの動脈硬化進行を悪化させる新たなメカニズムを発見
― 炎症とマクロファージ機能に及ぼすCGRPの影響を解明 ―
αカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)の欠損が、アポリポプロテインEノックアウト(ApoE−/−)マウスにおいて、動脈硬化の進行を悪化させることを明らかにしました。CGRPの抑制が炎症性サイトカインの発現を増加させ、マクロファージの移動を促進することが示されました。この発見は、CGRPが動脈硬化の進行を抑制する重要な役割を果たしていることを示唆しており、動脈硬化治療の新たな標的となる可能性があります。
https://www.ous.ac.jp/common/files/202408282000070071168.pdf