
担当科目
生命科学概論Ⅰ、関係法規、基礎医学実習、電気工学演習、電子工学、電子工学演習、情報科学概論、情報処理工学、生体機能代行装置学実習Ⅱ、医療安全学、医用機器安全管理学Ⅰ・Ⅱ、医用機器安全管理学実習、臨床実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ、ゼミナールⅠ・Ⅱ、特別研究Ⅰ・Ⅱa・Ⅱb
研究内容
・医用電気機器の安全性に関する研究
病院で使用されている機器はほとんどが電気を使った医用電気機器(ME機器)です。ME機器は非常に便利ですが、使い方を一歩間違えると感電事故や火災など非常に危険な状態になります。
またME機器の特性をよく理解して使用しないと、単純な操作ミスでも大きな医療事故につながりかねません。
本研究室では、除細動器やAED、電気メス、輸液ポンプなど様々なME機器の安全性に関する研究を行っています。
・医療機器の改良および臨床工学技士のための教育用教材開発
現在医療で用いられている様々な機器はまだまだ発展性のあるものがあります。
本研究では、現在、実際に利用されている医療機器の改良を行い、その効果について検討します。
また、臨床工学技士の養成を行う上では様々な実習を行う必要がありますが、実際の患者様を相手にするわけにはいきません。そこで、生体の代わりになるような実習用教育教材の開発を行っています。
・ファインバブルの基礎研究と応用研究
ファインバブルとは直径がナノメートル、マイクロメートル程度の微細気泡を指します。その中でもマイクロバブルとはその名前の通り直径がマイクロメートルサイズの気泡のことで、気体と液体を高速で混合したり、超音波を用いて作り出すことができます。
近年では、マイクロバブルを造影剤の代わりに使用したり、マイクロバブル表面の帯電を利用して荷電したウイルスを集めるなど、医療分野にも利用され始めています。
本研究では、マイクロバブルや、さらに小さなナノバブルを作り出す装置の開発、発生させたマイクロバブルの特性研究、および医療への応用を行っています。
本研究室では、マイクロバブルを利用して人工透析に用いられる血液回路内の流れの様子を可視化する研究や新しいマイクロバブル発生装置の開発を行っています。