岡山理科大学

生命科学部 医療技術学科

臨床検査学コース ・ 臨床工学コース

2025年4月新設

臨床検査学コース

Q1. 就職・進路はどのようになっていますか?

A1.

毎年、約30%が大学院へ進学し、残りの約70%が就職を選択しています。就職先に関しては、資格・進路のページをご覧ください。また、安易に離職にならないためにも納得のいく就職ができるよう、教員が細やかに指導し、しっかりとした知識と技術を身につけた状態で社会へ送り出しています。大学院は岡山理科大学大学院をはじめとして、国公立の大学院へも進学しています。

Q2. 大学院についてもう少し教えてください。

A2.

医療分野の急速な進展とともに、臨床検査技師に求められる知識と技術も年々高度化しています。大学院では、単に専門知識を深めるだけでなく、研究方法論の習得、問題解決能力の向上、臨床現場で直面する課題への新たなアプローチの開発など、臨床検査技師として次世代の医療を支えるための重要なスキルを身につけることができます。大学院での学びを通じて、最先端の技術や研究について深い理解を得ることは、就職活動においても大きなアドバンテージとなり、卒業後は、大学病院、国立病院、県立病院など地域の中核的医療機関や、製薬系企業、大手検査企業、一般企業(研究職)などに就職しています。

Q3. 臨床検査技師の国家試験の合格率はどのくらいですか?

A3.

毎年変動はありますが、全国平均と同じぐらいです。国家試験勉強は本人のモチベーションの維持と勉強する環境が大切です。当学科では一人一人の問題点を洗い出し、必要な環境を整え、定期的に面談を行うことでメンタル面をサポートしています。私たち教員一丸となって全員合格を目指し、指導を行なっています。

Q4. 臨床検査学コースの男女比はどのくらいですか?

A4.

毎年変動はありますが、大体50:50です。

Q5. 国家試験対策はどのようなことをやっていますか

A5.

3年生から国家試験に対応した試験問題に触れる機会を増やし、国家試験に向けた勉強方法に慣れるよう指導しています。4年生では計6回の模擬試験、年末には外部講師による不得意分野の科目講義を開催しています。また、模擬試験で成績が伸びない学生に対しては、マンツーマンで勉強方法や合格に向けての勉強計画のプラン作りなどを指導しています。

臨床工学コース

Q1. 就職・進路はどのようになっていますか?

A1.

毎年、ほとんどが病院や医療系の企業への就職を選択しています。就職先に関しては、資格・進路のページをご覧ください。

Q2. 病院では,どのような分野の業務に携わるのですか?

A2.

臨床工学技士の業務は、人工透析業務、人工呼吸器業務、人工心肺業務、心血管カテーテル業務、ペースメーカ/ICD(植込み型除細動)業務、内視鏡業務、高気圧酸素治療業務、手術室業務、集中治療室業務、医療機器安全管理業務、医療安全業務など多岐にわたっています。ただし、全ての業務を一人で行うわけではなく、病院によって携わる業務が異なります。
総合病院に就職して様々な業務を行う場合もあれば,人工透析や心臓カテーテル検査・治療に特化した診療所に就職して特定の業務の専門性を磨いている場合もあります。

Q3. 医療系の企業とはどのような分野の企業ですか?

A3.

企業については、人工透析装置を取り扱っている企業や循環器領域の医療機器を扱っている企業、画像診断装置を扱っている企業などへの就職実績があります。

Q4. 臨床工学技士の国家試験の合格率はどのくらいですか?

A4.

毎年変動はありますが、全国平均と同じかそれよりも高い合格率です。模擬試験を通して、苦手分野の可視化を行い、学習サポートをしていますが、最も大切なのは、本人のモチベーションの維持と勉強する環境です。国家試験の前には毎日大学に来て研究室で勉強している学生さんはしっかり合格を勝ち取っています。

Q5. 臨床工学コースの男女比はどのくらいですか?

A5.

毎年変動はありますが、大体70:30程度です。全国的にも女性の比率が上がりつつあります。

Q6. 国家試験対策はどのようなことをやっていますか

A6.

臨床工学技士の国家試験をデータベース化して、オンライン上で自己学習できるシステムを構築しています。また、4年生になると年間20回程度の模擬試験を実施します。
結果はグラフで可視化し、苦手な分野がわかるようにしています。

Q7. 高等学校で物理を学習していないのですが、ついていけますか?

A7.

国家試験には電気電子工学、医用機械工学、情報工学分野などが出題されるため、避けて通ることはできませんが、出題される領域は決まっているため、講義や国試対策を通して、学びますので安心してください。過去にも高等学校で物理を取得していなかった方が多く入学されています。

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Q1. 4年間どのような学びをするか教えてください。

A1.

1年次では基礎力を身につける基盤科目に加えて、医学概論や解剖学などの共通専門科目を学びます。
また2・3年次を中心に開講される各コース専門科目でそれぞれの医療技術について詳しく学び、学内の実習で確認します。4年次では専門に関わる研究を行いつつ、臨床現場で実践的に学ぶため病院実習(臨地実習・臨床実習)を行います。カリキュラムページ

Q2. 取得できる資格について教えてください。

A2.

必要な科目を修得の上卒業することで、臨床検査学コースでは臨床検査技師、臨床工学コースでは臨床工学技士の国家試験受験資格を取得できます。
また本学科を卒業すると社会福祉主事任用資格が得られます。その他に学修内容と関連する資格として第1種・第2種ME*技術者、放射線取扱主任者などがあります。
*MEは生体医工学の略
資格・進路ページ

Q3. 現在文系ですが、大丈夫でしょうか?

A3.

これまでに文系科目を学んで得た知識は将来、医療に関わる仕事にいかすことができます。
本学では高校の内容を復習するためのサポート体制が整っていますので、入学してから理系科目を基礎から学ぶことができます。

Q4. 大学院に進学する人は多いですか?

A4.

学部卒業後、本学大学院修士課程に進学する学生は前身の理学部臨床生命科学科、工学部生命医療工学科で15~20%程度です。修士課程修了後、企業で研究・開発に携わるだけでなく、多くの先輩が病院などの医療現場で活躍しています。

Q5. 岡山理科大学では研究に力を入れていると聞いたのですが、どのような研究をしているのでしょうか?

A5.

当学科では、学生たちに研究の楽しさを知ってもらおうと考え、1年生から研究室体験(オープンラボ)を行なっています。いろいろな先生がさまざまな面白い研究をしていますので、是非研究室のページを訪れてください。

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